2024.09.16
介護の現場において、確実な根拠に基づいてケアを行うための過程を、介護過程と呼びます。
介護過程におけるプロセスを記録して振り返ることが、QOLの向上につながるでしょう。
そこで今回は、介護過程の基本プロセスについてご紹介します。
▼介護過程の基本プロセスについて
■アセスメント
利用者に関する情報の分析や判断などを行い、日常生活における課題を明確にする必要があります。
情報を集めるには利用者本人だけでなく、家族からも話しを聞くことが重要です。
集めた情報をもとにして、さまざまな角度から分析し、利用者のニーズを明確にします。
■介護計画の立案
アセスメントをもとにして、利用者に合わせて介護計画を立案して作成します。
目標を立て、目標達成するための具体的なプログラムを考えることが必要です。
利用者のニーズを満たすためには、どのようなサポートが最適なのかを検討します。
■介護サービスの実施
介護計画で作成したプログラムを、実際の現場で実施します。
介護ケアにおいて、明確な根拠を持って進めていくことが大切です。
また実施した内容を具体的に記録しておくことで、評価や達成度合いの確認などに役立ちます。
■評価
介護ケアを振り返って客観的に判定し、目標がどれくらい達成できたのか評価します。
利用者にどの程度の効果をもたらしたのか、適切なケアなのかを確認するのです。
もし目標達成が困難な場合は、問題点や課題を見つけて介護計画を見直します。
必要であれば足りない情報を集めて、新たな介護計画の作成をしていきます。
▼まとめ
介護過程には、アセスメント→介護計画の立案→実施→評価のプロセスで進みます。
介護計画を通して適切なケアを実施することで、利用者さまのQOLの向上に直結するでしょう。
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