2024.04.16
加齢とともに、身体機能が衰えるのがフレイルです。
食欲低下による栄養不足といったほかの要因が重なって、さらに状態が悪くなることをフレイルサイクルと呼びます。
今回の記事では、フレイルサイクルについて詳しくご紹介します。
▼フレイルサイクルとは
■健康状態がさらに悪化する
フレイルサイクルは、さまざまな要因が同時に作用して、悪循環に陥る状態をさします。
たとえば、加齢や病気により筋肉量が減少し、身体機能が低下します。
足の筋肉減少が歩行速度の低下や疲労感を生じ、活動減少につながるのです。
活動減少により、消費エネルギーも減り、食欲不振へとつながります。
さらに低栄養の状態を引き起こし、さらなる筋力低下をまねくという悪循環が生まれ、健康状態が悪化していくのです。
■フレイルサイクルを防ぐには
フレイルサイクルに陥らないようにするためには、早期の発見と適切な対処が大切です。
たとえば、健康チェックや栄養バランスのとれた食事をとる・適度な運動などが挙げられます。
また、生活環境の改善や社会への参加なども考慮し、総合的なアプローチが必要です。
フレイルサイクルを防ぐことは、高齢者の健康状態を向上させ、要介護状態にならないためにも大切な取り組みといえるでしょう。
▼まとめ
フレイルサイクルは悪循環の連鎖であり、予防は健康維持に不可欠です。
早期のサインに気づき、総合的なアプローチで健康管理を行うことが、高齢者のQOL向上にもつながるでしょう。
板橋にある『ライフケア・森の郷』では、フレイルサイクルを防ぐためのサポートも行っております。
ご利用者様やご家族の状況にあわせて適切なサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。